ハチ駆除の仕事は暑さとの戦い

ハチ駆除の仕事は暑さとの戦い

ハチ駆除の仕事は灼熱地獄でハチと戦うことだ!

ハチ駆除の現場でお客様によく言われる事が

 

「ハチ怖くないですか?」
「命がけの仕事ですね!」
「よく、平気で蜂の巣に近づけますね?」

 

だいたいこのようにハチと対峙する事が大変そうに思われています。
もちろん「ハチは怖いです!」
でも、何回かやっているとハチの習性の知識も増えるので、慣れるとそれほど怖くはありません。

 

蜂の巣駆除の仕事で本当に怖いのは、

 

炎天下に蜂防護服を着て作業することです!!

 

蜂防護服とは皆さんもテレビで見たことがある、あの白い服です。
これです。
ハチ駆除 蜂防護服
基本的にハチ駆除の仕事は夏場だけの仕事です。
その真夏に蜂防御服を着るだけでも相当な暑さです。サウナスーツなんて比べ物になりません。

 

何せあの防護服は

 

「蜂に刺されなきゃいいんだろ!なら、毒針が貫通しないだけの厚みを持たせればいいんだな!」

 

その1点のみを目指して開発されているので、通気性や起動性なんかは完全に無視です(笑)
ゴアテックスなんて夢のまた夢です。

 

それなのにオオスズメバチの毒針は貫通するんです!
私の知人の同業者は防護服の着ているのにオオスズメバチに刺されました!

 

まぁ、蜂の防護服の需要なんてそうそう有る物ではないので、大手メーカーが参入する事なんかありえませんから現存する物からチョイスするしかないんです。

 

真夏の炎天下であれを着て屋根裏に入ると体感温度は50度に迫ると思います。
それに加えて通気性がほとんど無いので、ヘルメットのシールドが息で雲ってぼんやりとしか前が見えません。いろいろな曇り止めを試しましたが全く効果なしです。
かえって蜂も見えにくいので、蜂に対する恐怖感は軽減されます(笑)

 

こんな状況で蜂が飛び回っている屋根裏の作業は

 

まさに

 

灼熱地獄でハチ駆除

 

です。

 

一通りの作業を終えて防護服を脱ぐと炎天下でも涼しく感じます!!
長靴を逆さまにすると汗が滴り落ちます。マジです!!

 

シーズン中、最高で8件のハチ駆除をこなした事があるのですが、最初の一件目は防護服も下着も乾いてるから良いのですが、2件目からは内側汗でビショビショの防護服をビショビショの下着で着なければなりません。

 

も〜、気持ち悪いこと気持ち悪いこと、自分の汗でも相当不快です。

 

なので、依頼主が
「蜂は怖くないんですか?命がけのお仕事ですね!」

 

と言われて時にはこう答えています!

 

「蜂より防護服着るのが怖いです!!」

 

こう答えると大体皆さん笑ってます・・・・

 

しかし、そんな状況を打破すべく私は蜂防護を改造することにしました!

 

これが大成功で作業がグ〜ンと楽になりました!!

 

それは、また次回に