コガタスズメバチの危険性|滋賀で特に注意すべき蜂と駆除の必要性

コガタスズメバチの危険性|滋賀で特に注意すべき蜂と駆除の必要性

コガタスズメバチの危険性|滋賀で特に注意すべき蜂と駆除の必要性

コガタスズメバチとは?

 

こんにちは、ジェイ・ワークスの中川です!

滋賀県で最も危険な蜂の一つであるコガタスズメバチ。

その生態と駆除の必要性について、詳しく解説します

基本情報

コガタスズメバチは日本全国に広く分布していて、北海道から沖縄の八重山諸島まで生息しています。
特に都市部でよく見かける蜂です。
滋賀県でも大津市、草津市、近江八幡市、長浜市などの新興住宅地からも頻繁に依頼が入ります。
毎年駆除依頼件数が一番多いハチです。
コガタスズメバチ

コガタスズメバチの学名:Vespa analis Fabricius, 1775

学名の日本語訳:ヴェスパ・アナリス

 

この蜂には以下の3つの亜種があります:

  • 日本本土亜種(Vespa analis insularis ヴェスパ・アナリス・インスラリス:北海道から大隅諸島まで広く生息しています。
  • 沖縄亜種(Vespa analis eisa ヴェスパ・アナリス・エイサ):奄美大島から沖縄本島に生息しています。
  • 八重山亜種(Vespa analis nagatomiiヴェスパ・アナリス・ナガトミイ):石垣島や西表島に生息しています。

名前の由来

コガタスズメバチという名前は、「小型のスズメバチ」という意味です。
小型というのはオオスズメバチに比べて小型という事でつけられましたが、決して小さいわけではありません。
キイロスズメバチと比較してもかなり大きく、滋賀にいるスズメバチの中でもオオスズメバチに次いで2番目くらいの大きさです。

コガタスズメバチの外観

コガタスズメバチはオレンジ色と黒色の体色を持ち、特徴的な模様があります。体のサイズは以下の通りです:

 

女王バチ:25?30mm
働きバチ:22?28mm
女王バチと働きバチの違い
女王バチ:

 

サイズ:25?30mmと、働きバチよりも大きい。
役割:巣を作り、卵を産むことが主な役割です。最初は一匹で巣作りを始めますが、働きバチが羽化してからは巣内での役割が増えます。
寿命:通常1年。越冬して翌年の春に再び活動を開始します。
働きバチ:

 

サイズ:22?28mmと、女王バチよりも少し小さい。
役割:巣を作ったり、餌を集めたり、幼虫の世話をしたりします。
寿命:数ヶ月。春から夏にかけて羽化し、秋に寿命を迎えます。
コガタスズメバチの巣の特徴
初期段階(5月中旬頃)
形:この時期、巣はトックリ(瓶)を逆さにしたような形をしています。
理由:この逆トックリ形は、巣内が保温され、外敵からの防御にもなります。また、巣作りを始めたばかりの女王バチにとって効率的だからです。
作り手:女王バチが一匹で巣作りを始めます。
場所:巣を作る場所は樹の枝や家の軒下などの開放的な場所が多いです。
サイズ:巣はまだ小さく、数センチ程度の大きさです。
材料と模様:木の繊維をかみ砕いて唾液と混ぜ合わせて作ります。外側の模様は縞模様になっており、独特の色合いです。
成長段階(6月中旬?8月)
形:巣が少しずつ大きくなり、球形に近づいてきます。
働きバチ:この時期になると働きバチが羽化し、巣作りや餌集めを手伝います。
場所:引き続き、開放的な場所に巣を作りますが、少し高い場所や隠れた場所に移動することもあります。
サイズ:巣の大きさは徐々に大きくなり、10?15センチ程度になります。
材料と模様:巣は引き続き木の繊維で作られ、外側の模様も変化し、さらに複雑な縞模様になります。
最盛期(9月?10月)
形:巣は完全に球形になります。外皮に覆われ、しっかりとした構造になります。
活動:この時期は働きバチの数が最も多くなり、100頭を超えることもあります。巣の内部では幼虫の世話が行われています。
サイズ:巣の大きさは最盛期で縦30cm、横25cm程度になります。
場所:この時期も樹の枝や家の軒下に巣を作ることが多いですが、さらに高い場所や人の目につきにくい場所に移動することもあります。
材料と模様:巣の外皮はより厚くなり、縞模様もさらに複雑で目立つものになります。
終盤(11月?)
形:巣の形は変わりませんが、働きバチの活動は減少します。
活動:新しい女王バチとオスバチが巣を離れて新しい場所を探し始めます。働きバチは次第に数を減らし、巣も徐々に静かになります。
サイズ:巣の大きさは変わらず、最盛期と同じくらいのサイズです。
材料と模様:巣はほぼ完成された状態で、外皮の模様もほぼ変わらず、非常にしっかりした構造です。
コガタスズメバチの危険性と駆除の必要性
コガタスズメバチは攻撃性は弱めですが、巣を刺激すると激しく攻撃してきます。特に次のような状況では注意が必要です:

 

剪定作業:木の枝や葉を切る時に巣があると、蜂が刺激されて攻撃してくることがあります。
巣の近くでの活動:巣の近くで大きな音を立てたり、振動を与えたりすると蜂が興奮します。
巣の発見:巣を見つけた場合は、無理に近づかず専門家に相談してください。
蜂の駆除について
もし滋賀県でコガタスズメバチの巣を見つけたら、早めに対処することが大切です。安全に駆除するためには、専門の業者に依頼することをおすすめします。質問があれば、いつでもお問い合わせください!